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当院の助産師教育

1.当院の特徴

当院は、栃木県における地域周産期医療機関に指定されており、総合病院の強みを生かして、産科だけでなく小児科など複数科が協力して質の高い医療・看護に努めています。現在は、常勤医師6名、助産師16名、看護師11名、小児科医師・看護師、薬剤師、栄養士、PT、MSWが連携して、妊産褥婦さんのマタニティライフを支援しており、両毛地域はもちろん、群馬県や埼玉県などからも多くの妊産褥婦さんにお越しいただいています。

2.各種研修・勉強会

1)新生児蘇生法 Aコース 自院開催
2)危機的出血対応シュミレーション(医師・看護師・助産師合同)
3)産科・小児科合同シュミレーション(新生児蘇生法)
4)OP室合同シュミレーション(緊急帝王切開)
5)ロールプレイ(妊産婦面談)
6)新人助産師・看護師向け勉強会(院内研修とは別に自部署で開催)

例)令和5年度新人向け勉強会一覧
7)部署内勉強会

例)令和5年度勉強会一覧
4月
 母性看護CNSより妊産褥婦のメンタルヘルスについて
5月
 産婦人科医より婦人科疾患について
6月
 小児科医より新生児医療・看護について
7月
 NCPRシミュレーション
8・9月
 産科的危機的出血講義・シミュレーション
10・11月
 成人の急変時対応講義・シミュレーション
12・1月
 パンデミック下での分娩介助・帝王切開について
2・3月
 超緊急帝王切開(Aカイザー)講義・シミュレーション

3.産婦人科外来・病棟職員数

産婦人科常勤医:6名
助産師:17名
看護師:11名
ナースアシスト:5名

4.スタッフ資格

ALSOインストラクター 1名
J-CMELSベーシックコース 3名
NCPRインストラクター(I)1名(B)6名
IBCLC 2名
アドバンス助産師 3名

5.母性看護専門看護師のご紹介

みなさんは専門看護師という存在をご存知でしょうか?
専門看護師は特定分野での経験と研鑽を積み、様々な健康上の問題やニーズを持つ人々に質の高い看護を提供できる専門的な知識と実践力を持つ看護師を言います。当院では母性看護領域において、専門看護師が様々な活動をしています。栃木県には令和4年12月末時点で3名の母性看護専門看護師がおりますが、そのうちの一人です。

<母性看護専門看護師の活動>
当院は病棟と外来のスタッフが一つの看護単位として流動的に勤務していることが特徴の一つです。助産師・看護師がチームを作って、妊娠から産後までを継続して支援していることが妊産褥婦さんにとっては、なじみの助産師・看護師がいつも対応してくれる安心感につながり、助産師・看護師にとっては妊娠から産後までを責任もって妊産褥婦さんを受け持つことのできる喜びを感じられる環境です。
近年は、晩婚化や生殖医療の高度化に伴い、様々なリスクや事情・思いを抱えた妊産褥婦さんが増えてきています。このため、妊娠・出産・育児に関わる重要な意思決定支援や倫理的介入を必要とする場面に多く遭遇します。また自身では対処しきれないほどの強い不安や自責の念を抱く女性も少なくないため、妊娠から産後通じて、メンタルヘルスケアの重要性も増してきています。
母性看護専門看護師は助産師・看護師スタッフと力を合わせて、このような複雑で解決困難な問題を持つ母子への援助を日々行っています。
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