施設の特徴
病院の特徴
当院は、基本構想を国立保健医療科学院施設科学部との共同研究により策定し、基本計画は東京大学大学院・名古屋大学・広島国際大学・北翔大学・都立大学等の医療福祉分野における建築の専門家を交え、様々な検討を行い作成しました。完成まで設計会社と病院だけではなく、セカンドオピニオンとして専門家の先生方にご指導を賜り、検証を繰り返し建築された病院です。
基本構想で掲げた8つの基本方針
病院における5つの特徴
- 将来の成長と変化への対応「分棟型建築」
- 快適な療養環境を提供する「一般病床全室個室」
- 省エネ、省CO2を実現する「次世代型グリーンホスピタル」
- 災害拠点病院の責務を担う「災害に強い病院」
- 地域医療機関との連携強化「救急医療機能分化」
将来の成長と変化への対応「分棟型建築」
病棟を中心に、将来の改修や増築が見込まれる中央診療棟や外来とを分棟型に配置した。
快適な療養環境を提供する「一般病床全室個室」
多床室で発生する感染・室温・会話・匂い・プライバシー等の問題を解決すると共に、病床稼働率の向上や家族との穏やかな時間を共有できる一般病棟全室個室。
省エネ、省CO2を実現する「次世代型グリーンホスピタル」
年間を通して18℃である豊富な井水を活用し、ヒートポンプシステムによる冷暖房と給湯設備を整備しました。また、トリアージカラーを採用した風車による風力発電、玄関前に設置した太陽光発電、屋上緑化の実施により、病院が省エネ・省CO2に取り組む姿勢を来院者や職員に示しております。
これらの取り組みは、国土交通省より病院で全国初となる省CO2推進モデル事業所として採択されました。
これらの取り組みは、国土交通省より病院で全国初となる省CO2推進モデル事業所として採択されました。
災害拠点病院の責務を担う「災害に強い病院」
300人収容の講堂
災害時には被災者を収容する。
講堂や外来部門の壁面には医療ガス設備を整備。
講堂や外来部門の壁面には医療ガス設備を整備。
大地震から人と建物を守る免震装置
中央診療棟(4階建て)外来棟(4階建て)病棟(9階建て)の高層棟は157基の免震装置に支えられている。
備蓄・救護倉庫
災害時の患者給食や救護班用の救護セット、テントや簡易ベッド等、災害時に必要となる。
大型発電機
停電時、全病院機能を維持可能。燃料タンクは5日分備蓄可能。燃料確保が可能であれば、継続して発電可能。
井水ろ過装置
災害等の断水時に、井水を濾過し、飲料水確保を可能とする。食事提供や透析患者も有効。
2回線受電
配電線が断線となった時でも予備線から受電が可能。
地域医療機関との連携強化「緊急医療機能分化」
市運営の休日夜間急患診療所に建物の一部を貸与し、地域開業医の先生方が毎日交代で一次救急の診療を行う。
当院の救命救急センターと機能分化を図っている。
当院の救命救急センターと機能分化を図っている。
都市公園と一体化した敷地
休日も開放する明るい院内
患者負担を軽減するワンストップ外来
快適な療養環境の全室個室
清流と緑の山並みが調和した最適なロケーション