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人間ドック

健診センター医師紹介

副院長 兼
健診センター長 兼 
第一脳神経内科部長
いそずみ かずお
五十棲 一男
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本内科学会認定内科医
日本神経学会認定神経内科専門医・指導医
日本脳卒中学会専門医・指導医
日本頭痛学会専門医・指導医
日本認知症学会専門医・指導医
人間ドック健診指導医・専門医
人間ドック認定医
日本医師会認定産業医
労働衛生コンサルタント
日本内科学会評議員
日本脳卒中学会評議員
医師
わたなべ けいた
渡邉 啓太

人間ドックについて

 当院では、成人の方を対象とした、総合健診の1日人間ドックを開設しております。40歳を超えると、癌・脳血管障害・心臓病・肝臓病・糖尿病・高血圧・脂質異常症等の生活習慣病が起こりやすくなります。これらの病気は、本人が気付かなくても進行している例がよくあります。
 当院ドックでは、定められた項目以外にも、より詳細に調べるオプションも選ぶことができます。また、ドックで異常のあった場合には、ご希望があれば当院での診療が可能です。
 日頃健康に自信をお持ちの方でも、定期的に健康診断を受け、病気に対する予防や、早期発見に役立てるため、人間ドックのご利用をお勧めいたします。

申込み・受付

予約制ですので、直接人間ドック窓口(健診棟2階)か、お電話にてお申込みください。
電話
0284-20-1306
受付時間
午前9:00~午後5:00(月~金曜日)
午前9:00~午前12:30(第1・3・5土曜日)

人間ドック受検日

男性
受検日
月曜日・金曜日・火曜日(不定期)
受付時間
午前8:00~午前8:15
女性
受検日
火曜日(不定期)・水曜日
受付時間
午前8:00~午前8:15

料金表

男性(胃内視鏡)
53,900円(税込)
男性(胃透視)
42,900円(税込)
女性(胃内視鏡)
60,500円(税込)
女性(胃透視)
49,500円(税込)

検査項目と目的

区分
検査項目
目的
問診・診察
内科医師による既往歴・現在の症状等の問診・診察・血圧測定
既往歴・自覚症状と状態のチェック
質問票
特定健診質問票22項目を含む
身体計測
身長・体重・肥満度・BMI・腹囲
肥満の度合いを調べる
心電図検査
心電図(標準12誘導)
心臓病を調べる
肺機能検査
※中止しております。
肺活量・%肺活量・1秒量・%1秒量・1秒率
肺の働きを調べる
※新型コロナウイルス感染防止対策により、現在はパルスオキシメーターによる経皮的動脈血酸素飽和度の測定を行っております。なお、代替検査におきましても、料金の変更はありません。
胸部X線検査
胸部X線2方向
オプションで胸部CT検査(X線断層撮影)に変更も可能
肺結核・肺癌等の肺の病気を調べる
心臓病・大動脈疾患などの胸の病気を調べる
血液型
ABO式・Rh式(初回のみ)
血液型を調べる(初回のみ)
血液一般検査
赤血球数・ヘモグロビン・ヘマトクリット・血小板数・白血球数
血清鉄(女性のみ)
貧血・感染症・中毒疾患・その他の血液疾患の有無を調べる
貧血を調べる
肝機能検査
総蛋白・アルブミン・
AST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GTP・総ビリルビン
肝臓病・その他の疾患を調べる
血中脂質検査
総コレステロール・LDLコレステロール・HDLコレステロール・LDL/HDL・中性脂肪
Non-HDLコレステロール
動脈硬化の原因となる脂質異常症の有無を調べる
尿酸
尿酸値
痛風の有無を調べる
糖尿病検査
尿糖・血糖・HbA1C
糖尿病の有無を調べる
尿および腎機能検査
尿(比重・pH・蛋白・糖・潜血・ケトン体・ウロビリノーゲン・沈査)・クレアチニン・eGFR
腎臓の病気の有無を調べる
血清検査
CRP
HBs抗原・HCV抗体
炎症や各種の慢性疾患の有無
B型肝炎・C型肝炎の感染の有無
検便
潜血検査(ヒトヘモグロビン法)
大腸の病気(癌など)の有無を調べる
腹部超音波検査
超音波診断装置による
肝臓・胆嚢・腎臓・膵臓・その他の病気の有無を調べる
上部消化管検査
胃内視鏡検査または、胃X線透視検査
食道癌・胃癌・胃潰瘍・十二指腸潰瘍等を調べる
眼科診察・検査
視力検査(裸眼/眼鏡・コンタクト)・眼底カメラ(両側)・眼圧測定
白内障・緑内障・糖尿病による網膜症・動脈硬化等の有無を調べる
聴力検査
オージオメータ 1000Hz・4000Hz
聴力検査
乳腺
乳房X線撮影(2方向)(女性のみ)
本年度39歳以下は乳腺超音波検査
乳癌の有無を調べる
婦人科
内診・子宮頸管細胞診(女性のみ)
子宮頸癌の有無を調べる
総合診断
医師との面接
健診結果の成績表による診断および生活指導

オプションのご案内

オプション項目
(検査内容)
料金
(税込)
検査のご説明
頭部MR検査
(MRI・MRA)
41,800円
脳血管障害(脳梗塞・脳内出血・クモ膜下出血など)は、悪性腫瘍・心臓疾患に次いで死亡原因の第3位を占めており、その危険因子の早期発見、適切な予防は極めて重要です。脳腫瘍についても治療後の機能回復の点から、早期発見の重要性は言うまでもありません。MR検査は、脳内および頸部の動脈の状態(造影剤は必要ありません)、脳内の詳細な検索(MRI)により、これらの検出に非常に有用です。当院では最新鋭の装置により撮影した画像を神経放射線専門医が判定いたします。
VSRAD
ブイエスラド
 
4,400円
早期アルツハイマー型認知症の診断を支援する検査です(海馬傍回の萎縮度を評価します)。この検査は54歳以上の方が対象となります。
この検査は頭部MRオプション実施者のみの追加オプション検査となります。
結果により『もの忘れ外来』の受診をお勧めすることがあります。
胸部CT検査
(胸部X線断層撮影)
25,300円
肺がんは臓器別死亡数において、男性第1位、女性第2位を占めており、年々増加傾向にあります。早期に発見できれば、手術による根治も可能ですが、通常の胸部X線撮影では、心臓に重なる病変や、小さな病変の発見は困難な場合も少なくありません。CT検査は、これらX線撮影では発見が難しい病変の検出にも大変有用です。特に喫煙歴の長い方や、親族に肺がんの多い方など、肺がんリスクの高い方にお勧めいたします。当院では最新の装置を用いて高解像度の撮影を低線量で行い、放射線科専門医が判定いたします。この検査は40歳以上の方が対象となります。
喉頭検査
(喉頭ファイバースコピー)
(喉頭ストロボスコピー)
14,300円
〝しゃべること〟〝ものを飲み込むこと〟は日常生活においてとても重要な機能のひとつです。風邪・声の使いすぎなどによって〝声がれ〟をおこすことがありますが、〝声がれ〟が何日も、何ヶ月も続く場合には、声を出す声帯にポリープ、あるいは癌ができている可能性があります。
特に、タバコ・飲酒の多い方は、のどの癌になりやすいと言われていますが、タバコ・飲酒をされていない方でも、声帯やのどに癌ができることもあり、この場合には声がれの症状がでにくいので、知らないうちに癌が進んでいることもあります。
一般に喉頭癌・咽頭癌は初期であればレーザーなどを使い、声を残して治すことが可能です。
甲状腺検査
(TSH・FT4・
サイログロブリン・
甲状腺超音波検査)
12,100円
甲状腺は頸部の中央下方にある代謝、循環を調節するホルモンをだす臓器です。ホルモンの量が多すぎたり、少なすぎたりする機能性病変、あるいは良性、悪性を含めた腫瘍ができることがあります。
いずれの病気も徐々に進行する場合が多くありますが、簡易な血液検査、超音波検査で発見が可能です。
のどに違和感がある場合、甲状腺に病気がある場合もあります。
耳鼻咽喉科診察
(オージオメータ)
5,060円
耳鼻科医師が、耳・鼻・咽頭・喉頭を直接診察いたします。
また、聴力についてもすべての高さの音のチェックをいたします。
ピロリ菌検査
(ヘリコバクター
ピロリ抗体IgG)
(血液検査)
3,300円
ヘリコバクターピロリ菌が胃にいると胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍を起こし易いことが知られ、また一部の感染者では胃癌との関連が示唆されています。
血液でピロリ菌がいるかどうかをみる検査です。以前に陰性であれば受ける必要はありません。
前立腺癌検査
(PSA検査)
(血液検査)
(男性のみ)
3,850円
前立腺癌は高齢者特有の癌でアメリカでは罹患率で第1位、死亡率も肺癌に次いで第2位を占めています。日本でも前立腺による死亡数は急増し早期発見等の対策が必要とされています。前立腺癌の診断には①直腸内触診②PSA検査③経直腸的前立腺超音波検査などがあります。
最近では、PSA検査が前立腺癌の発見(特に早期発見)に最も優れているといわれています。前立腺癌は早期に発見されれば根治も可能な癌です。前立腺癌の早期発見のため、50歳以上の方は、是非一度検査を受けることをお勧めします。
子宮体癌検査
(子宮内腔細胞診)
(女性のみ)
9,350円
子宮体癌検査は、定期検診の項目にはいっていないことが多いものです。
年齢が若いから癌にならないとか、生理が順調だから、あるいは不正出血がないから癌でないということはいえません。
生理以外の出血や、閉経後出血(1年以上生理がなく出血した場合)などがある方や、1年以上癌検診を受けていない方は、癌検診を受けることをお勧めします。
乳腺超音波検査
(女性のみ)
5,060円
乳癌は、毎年増加しており、女性の癌罹患率では第1位です。そして体表にできる癌であり、約8割は腫瘤として触知できると言われております。したがって1年1回の癌検診は必須であり、また、その間の自己検診が大切であることは言うまでもありません。視触診のみの検診では、異常を指摘できない場合もあり、乳房X線検査が主流となっておりますが、超音波検査を併用した方がより有効であることは明白であります。乳癌は、早期に発見されれば根治も可能です。
オプションとなっておりますが、超音波検査も是非受けることをお勧めします。
骨密度検査
(骨塩定量検査)
(女性のみ)
5,170円
女性の「骨の健康」は、女性ホルモンの変化に大きく影響を受けています。
閉経を迎えると、女性ホルモンは急激に低下し、更年期障害や骨粗鬆症などの女性特有の疾患にかかりやすくなります。骨量や骨密度は閉経以降に急激に減少し、閉経後10年間で20%も減少します。骨自体の大きさは変わらないのに、中身が軽石のように弱くなってしまう状態になります。
骨粗鬆症は、症状がないため骨折する前に骨密度検査を受けましょう。
MCIスクリーニング
検査プラス
(血液検査)
25,300円
 血液でMCI(軽度認知障害)のリスクがわかる検査です。検査結果に応じた生活習慣の改善で、リスクが改善する可能性があります。40歳以上の方が対象となります。結果により『もの忘れ外来』の受診をお勧めすることがあります。既に認知症と診断されている方は受検できません。
動脈硬化検査
(ABI/PWV)
1,870円
 血管内腔の閉塞状態、血管の硬さ、血管年齢がわかる検査です。足首と上腕の血圧を測定し、その比率を計算します。
 また、動脈を伝わる脈波の速さを調べます。
脳機能テスト
「のうKNOW」
2,200円
記憶力、注意力、判断力などの脳の健康度をチェックするツールでスマホやタブレットを利用してセルフチェックできます。なお、当センターでは、このツールを推奨・販売いたしますが、健康診断や病気の検査ではありませんので、チェック後の当センターでの説明や専門診療科への紹介は行いません。コールセンターにお問い合わせください。

各種統計

健診センターの基本情報

受診者数の推移
受診者の男女比
2020年は新型コロナウイルスの影響で受診者さまの数は減少しましたが、少しずつコロナ禍以前の受診者数に戻っております。

3か年でみて男女比は6:4とコロナ禍以前から変化はありません。
当センターにおける受診者さまの年代別の割合は、50歳代の方が最も多く、続いて60歳代、40歳代の方となっています。

上部消化管検査

上部消化管検査における内視鏡検査と胃X線透視検査の割合
 
上部消化管検査は、内視鏡検査と胃X線透視検査の2種類がありますが、2016年に経鼻内視鏡検査を導入してからは、特に内視鏡検査を選択される受診者さまが増加しており、2022年度では85%の方が内視鏡検査を選択されています。
経鼻内視鏡検査は鼻から小さなカメラを入れるため、一般的におう吐反射が少なく、従来の経口内視鏡検査よりも苦しくないとされています。

オプション検査

PSA検査とは、男性受診者さまを対象とする、前立腺がん発見につながる検査のことです。
希望者は何歳からでも検査を受けられますが、当センターでは50歳以上の方に検査受診をお勧めしております。
当センターは、本年度40歳以上は乳房X線検査、本年度39歳以下は乳腺超音波検査が基本検査項目となっております。40歳以上の受診者さまは、50%以上の方が乳腺超音波検査をオプションとして選択されています。

よくある質問

質問
回答
人間ドックに保険は使えますか。
健康保険は使えません。
病気であれば保険診療はできますが、人間ドックでは病気の早期発見、早期治療と現在の健康状態を把握し予防を重点においていますので、保険適用にはなりません。
人間ドックに補助制度がありますか。
所属されている保険組合等によって様々です。
会社又は地域(足利市では足利市役所 保険年金課)の担当者にお尋ねください。
人間ドック前日の食事は何時までに済ませますか。
前日は午後8時までに済ませてください。その後、水・お茶のみ当日午前6時まで飲水可能です。
胃の検査を受けないので、検査当日の朝食は食べても大丈夫ですか。
胃の検査以外にも、腹部超音波検査等に影響がありますので食事は摂らないでください。
普段服用している薬は朝飲んでも大丈夫ですか。
現在、服用中の薬がある方は、検査が終了してから服用してください。
※但し、高血圧や心臓病の薬、主治医から指示がある薬は、当日の朝、午前6時までに少量の水で服用してください。また、糖尿病の方は治療薬(インスリン注射・血糖を下げる薬)は使用せずお越しください。
便は何日前までに取れば大丈夫ですか。
受診日を含め5日以内の便であれば大丈夫です。時間を変えて2日分お取りください。
生理になってしまった場合でも、人間ドックは受けられますか。
尿検査・便検査に影響があり、また、婦人科検査が出来ない場合もあります。
後日、検査を受診していただくため受付時にご案内させていただきます。
現在、妊娠中(疑われる場合も含む)ですが、人間ドックを受けられますか。
レントゲン検査(胸部・胃透視・マンモグラフィ)、子宮がん検査、胃カメラ等は母体に悪影響を与える恐れがありますので、安全性を考慮し、人間ドックはお受けしておりません。
授乳中ですが、人間ドックを受けられますか。
予定どおり受けられますが、胃透視、マンモグラフィはご遠慮いただいております。
希望しない検査は受けなくても大丈夫ですか。
基本検査項目が決まっていますが、受けなくても大丈夫です。
但し、料金を差し引くことはできません。
胃の調子が悪いので、胃カメラをしてもらいたいのですが。
「胃の調子が悪い」など自覚症状がある場合には、急いで治療が必要な場合がありますので、人間ドックを待たずに受診してください。
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