三次救命救急センターを持つ当院では、多発外傷や骨折などの急性期の疾患を中心に、上肢下肢の慢性疾患まで扱っております。年間手術件数は2023年度811件であり、最も件数の多い手術は外傷関連でした。
　手外科専門医が2名在籍しており（栃木県内に3施設）、日本手外科学会の研修施設に認定されています。手根管症候群、肘部管症候群などの神経障害や腱損傷などの手の外科関連手術は2023年度268件でした。
　人工膝関節置換術を2023年度48件、人工股関節置換術を2023年度25件おこないました。
　近年の高齢化に伴い、大腿骨頚部骨折の患者さんが急増し、2023年度233件の手術を行っております。手術室、麻酔科とも連携し、受傷後なるべく早期に手術を行い、元の生活に戻れるように努めております（当院のこの体制を記した論文は平成20年度の整形・災害外科の優秀論文賞をいただきました）。